糀について

糀が体に良い理由

 

糀の主な栄養素は、脳のエネルギー源となるブドウ糖。これが20%以上入っています。点滴と成分がよく似ていることから、甘酒は「飲む点滴」といわれているほどです。また、天然型吸収ビタミン郡のビタミンB1・B2・B6、パントテン酸、ビオチンなどが含まれています。これらは体内で作れない物質で、食品からとらなければなりません。

 

 さらに注目したいのは麴酸。麴酸は、麴菌が米のデンプンを糖に変える過程で生み出される抗酸化物質のひとつで、老化の元凶の活性酸素の発生を抑え、細胞を活性化させます。その結果、高血圧や肥満を防止し、疲労を回復し、夏バテを防いだり、免疫力を強化してくれます。また、腸内を善玉菌で活性化し、便秘を解消して腸内環境を整えたり、アレルゲン除去にも役立つなどアレルギー症を防ぐ効能もあります。さらには、肌にもよいといわれていて、シミやほくろの原因になるメラニン色素の生成を抑える働きがあります。毛穴と皮膚の古い角質が取れ、表皮の新陳代謝が高まり、肌がすべすべになります。

 

 糀を作る場所に長くいる人の肌は、常在菌として麴菌がいると言われています。このことから皮脂汚れを麴菌のもつ酵素によって日常的に分解しているのではないかと考えられます。塩糀をさわるだけでも手がすべすべになるので、試してみてください。料理以外の使い方として、ぬか床や土に混ぜると菌が増えて元気になる、入浴剤にすると肌がつるつるになるという効果もあります。

 

 また、糀には三大消化酵素が豊富に含まれているため、糀を料理に使うと食材の旨みや甘みが増すので、しょうゆを使わなくても味が決まり、その結果、塩分や糖分の取り過ぎの心配がなくなります。

 

健康を維持するには、薬に頼らず、身体に入れる食べ物で考えることが大事だと思います。アンチバイオティクス(抗生物質)は、身体に感染し病気を引き起こしている病原菌そのものを殺す薬ですが、病原菌を殺すと同時に、腸内の有用菌もすべて殺してしまいます。プロバイオティクス(促成物質)とは、口から摂取されて人の腸内微生物のバランスを改善する働きをもち、体によい影響を与える生きた微生物のこと。糀はもちろん後者。健康を維持する自然食品なのです。

糀


糀の使用例

【塩糀】
・から揚げ
・照り焼き
・ハンバーグ
・ポトフ

・サラダなど

【米糀】
・甘酒
・スイーツなど

 

【しょうゆ糀】
・煮物
・炊き込みご飯
・白和え
・焼き魚
・ドレッシングなど


鶏肉の唐揚げ
ぜんざい
炊き込みご飯